マモさんの生い立ち「大学生サークル入部編」
こんにちは。
「ステキなひらめき思いつき」がキャッチコピーのアイデアマン・マモさんです。
自分の生い立ちを赤裸々に綴るブログ第4弾でございます。
第1弾のブログはこちら
マモさんの生い立ち「誕生〜小学校低学年編」
第2弾のブログはこちら
マモさんの生い立ち「小学校高学年〜中学生編」
第3弾のブログはこちら
マモさんの生い立ち「高校進学〜大学進学編」
僕がブログで最も書きたかったことが「僕の過去」です。
というのも、僕自身過去の出来事に引っ張られすぎていてなかなか自分の殻を破れなくてずっとずっと悩んでいました。
同じような人って世の中にたくさんいるんじゃないかなと思っていて、そういう方に読んでいただき僕と同じように過去の自分から解放されて新たなステージに挑んでいただけたらなぁと思っています。
なお、これから書く僕の過去の内容についてはあくまでも僕自身の記憶から紡ぎ出したものであり、自分の勝手な解釈で事実を捻じ曲げている表現があるかもしれません。
それぐらい過去の記憶に関しては曖昧なものが多いです。そこのところをご了承の上、読み進んでいただければ幸いです。
では、マモさんの生い立ち「大学生サークル入部編」です。どうぞ。
僕はとにかく大学生になることにワクワクしていた。
いや正確に言うと、高校生までの自分のことを知ってる人がいない世界に飛び込むことができることにワクワクしていた。
大学生になれば、周りは僕の過去を知らない。
大学生デビューしてやろうと思っていた。たくさん友達作ろうって思っていた。
入学式の日のためにいろいろ予習をした。
大学までは自宅からJR岡崎駅に行きそこから豊橋駅で乗り換え。豊橋駅からは豊橋鉄道(通称とよてつ)で乗り換えて大学前駅というところで降りれば目の前に愛知大学はある。
入学式は大学構内ではなく豊橋文化会館で行われることもチェック済。駅を降りたら大学とは反対側に歩いていけばOK。
事前に全てのことはチェックしてある。完璧だ。
そして、いよいよ入学式の日。気合いを入れて家を出る。
事前にチェックしてあった予定通りの時刻の電車に乗る。順調だ。
豊橋駅に到着し、とよてつに乗り換える。順調だ。
とよてつに乗ろうとした時だった、何かものすごく違和感を感じる。
ん?なんだろう?この違和感。。。
辺りを見回してみてその違和感の正体はすぐに分かった。
みんなスーツ着てる!!!
僕はというと超私服なのである。どこからどう見ても超私服なのである。
なんなら少し張り切ってちょっとオシャレをしている超私服。。。
「ねえ、神さま、大学の入学式ってスーツで行くんですか?教えてください。」心の中でそう叫びながら満員電車の扉は閉まり僕を大学まで運んでいく。
大学前駅を降りると私服姿の数人がそそくさと大学の正門を通っていく。
大多数のスーツ集団は正門とは逆の方向に流れていく。
とっさに僕は頭をフル回転して次に取るべき行動を考えた。
私服姿の人達はきっと新入生じゃなく2年生以上の人達だ。僕は私服だ。スーツではない。つまり新入生ではない。よし!正門に行こう!
ということで入学式が行われる会場ではない大学構内に入り、しばらく時間を潰して逆方向から来た電車に乗って自宅まで向かった。
実はこの時、自分の中でめちゃくちゃ悔しい気持ちがあった。
入学式に行けなかったことの悔しさではない。
実は、私服姿で来てしまった新入生もちらほら会場に向かっているのを目撃していたのだ。
でも私服姿で来たことを誰かにからかわれるんじゃないか?とか変な目で見られるんじゃないか?という周りの目を気にして入学式の会場に行けなかったことが悔しかった。
結局いつまで経っても周りの目を気にしているヘナチョコ人間なんだと自分を責めてしまっていた。
あれだけ気合い入れて大学デビューを果たそうと考えていたが、初日から大きくつまづいてしまうこととなった。
ちなみに入学式は通過儀礼的な記念式典みたいなもので、出ても出なくても大丈夫なイベントのようだった。
翌日からはオリエンテーションと称した大学での授業の取り方の説明や必須科目の語学クラスに分かれての説明会などがあって、いろんな人と喋る機会はあったが、この頃の僕は喋るのがそんなに上手くなかったので友達は全然できなかった。
あと、この頃の携帯電話事情はというともちろんスマホなんてものは存在していなくて、みんな折り畳み式のガラケーを使っていた。
LINEとかTwitterなんてあるはずもなく連絡先交換するには電話番号を交換するかメールアドレスを交換するしかなかった。
結局語学クラスが一緒だった男の子2人とは電話番号を交換したが、友達というよりかは社交辞令で交換したって感じだった。
やばい。このままだと高校までの生活と何にも変わらない。いや、むしろ高校までであれば気軽に話せる人は数人いた。大学4年間もっとみじめな自分で過ごすハメになるかもしれない。なんとかせねば。
僕に残された道は1つしかなかった。
どこかサークルに入ろう!!
しかし、ここでも大きな誤算が。
語学が一緒の社交辞令お友達が教えてくれたのは、サークル勧誘が1番大盛り上がりしたのは入学式の日だったということ。
終わった
というのもサークル勧誘するとき、先輩たちが新入生勧誘する際の目印はスーツ姿かどうかということらしく、大きなチャンスは入学式当日だったのである。
そんな大チャンスを逃した僕は途方に暮れていた。
オリエンテーションも落ち着いて来た頃、サークル勧誘しているサークルは日に日に少なくなり、サークルに入ること自体難しくなっていた。
自分が入りたいサークルに自分から声をかければ済む話なんだけど僕にはそれができなかった。
そんな時こんな声が聞こえてきた。
「クイズ愛好会主催の新入生限定1万円クイズ大会やってるよー!遊びに来てねー!」
ん?何だそれ?クイズ?
僕はテレビ番組の中でもクイズ番組は好きだった。アタック25、マジカル頭脳パワー、クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!、100人に聞きました、ヒントでピント、クイズ年の差なんて・・・(若い子は全然知らないだろうなぁw)
クイズにはまぁまぁ自信があったので参加して見ることにした。
受付では名前、学部、住んでる地域、意気込みを書く欄があった。
住んでる地域のところに「岡崎市」と書くと、受付をしていた背の高い男性が「え?マジ?俺も岡崎!」と声をかけてくれた。
その男性に「あの〜、意気込みの欄って何て書けばいいですかねぇ?」と聞くとその男性はニヤニヤしながら「がんばりんこ!って書けばいいよ〜」と言って笑い出した。
この時、僕の中で何かが弾けた。これは千載一遇のチャンスだと悟った。
僕は無言で意気込みの欄に「がんばりんこ!」と書いた。
先程の男性は一瞬あっけにとられて鳩が豆鉄砲を食ったような顔をした後、大きな声で「こいつおもれぇ〜!本当に書きやがった!」と言って腹を抱えながら大笑いした。
僕はキタ!!!って思った。
笑われたのがめちゃくちゃ快感だった。
高校までにはなかった自分の殻が破れた瞬間だった気がする。
その後、僕の苗字が池田だということを知り速攻でラッキーというあだ名をつけられた。
そして、クイズ大会が始まった。
新入生限定のクイズ大会とは言え、入学式から1週間ほど経っていたので参加者は僕以外ほとんどサークルに入会している人達だった。
アウェイな空気だったけど僕は1位になる自信はあった。
しかし、早押しがめちゃくちゃ速い女の子がいてその子には負けてしまい結果は2位。
ベスト3になった人にはインタビューがあって大会の感想を言ってほしいと言われた。
この時、僕は頭をフル回転してどういうことを言ったらこの会場にいる人たちが盛り上がるか考えた。
こういう時でも自分の本心は後回しで周りの人達がどういう目で自分のことを見るのかを気にしてしまう。めんどくさい性格だ。
そして出てきた言葉がこちら。
「クイズ愛好会に入ります!」
僕の予想通り会場は大盛り上がりだった。
こんな感じで僕のサークル生活がスタートするのであった。
つづく
いかがだったでしょうか?
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